メカニックデザイナー 大河原邦男

展覧会紹介

ガンダムのデザインをつくった男。
その思想と視点とは、何か。

1960年代に誕生した日本のTVアニメは、その後急速な発展を遂げ、今日では日本を代表するメディア芸術の一つとなっている。なかでも重要な位置を占めているのが、いわゆるロボットアニメである。1970年代、「マジンガーZ」の放映を契機に、ロボットアニメの一大ブームが起こった。制作現場においては、作品中に登場するロボットなどのメカをデザインする”メカニックデザイナー”という専門職が誕生する。大河原邦男は、日本で初めて”メカデザイナー”として認知された人物である。

大河原は、「科学忍者隊ガッチャマン」の敵メカのデザインを皮切りに、「ヤッターマン」や「ダイターン3」等の作品を手がけ、「機動戦士ガンダム」で、アニメ業界の潮流を変えるほどのメカを生み出し、80年代のリアルロボットアニメブームへとつながっていく。それまで「子ども向け」であったロボットアニメを大人の鑑賞を想定したものに変化していった。

その頃、大河原は「太陽の牙ダグラム」「装甲騎兵ボトムズ」など、多くの主要リアルロボットアニメ作品のメカデザインを手がけた。その一方で、「ヤッターマン」に代表されるギャグメカや「勇者シリーズ」に代表されるスーパーロボットアニメも多く手がけてきたことも特筆すべきである。その時代、その作品によって求められるデザインを幅広く生み出し、リアリティとフィクションの間で自在に創作する大河原デザインは、その守備範囲の広さにおいて群を抜いている。

デビューから30数年。いまなお第一線で活躍するデザイナー、大河原邦男。

本展覧会「メカデザインfor1/1」では、彼の創作の歴史とデザインの思想を、代表的作品の原画や設定資料、プラモデル・玩具を通じて紹介。メカデザインの魅力を体感できる展覧会である。

 

主な出展予定作品一覧

科学忍者隊ガッチャマンF/無敵鋼人ダイターン3/ダイターン3&ザンボット3/機動戦士ガンダム/無敵ロボトライダーG7/太陽の牙ダグラム/戦闘メカザブングル/装甲騎兵ボトムズ/銀河漂流バイファム/機甲界ガリアン/碧き流星SPTレイズナー/機甲猟兵ドラグナー/勇者シリーズ/ヤッターマン/ガンダムエース「大河原ファクトリー」/ガンダムエース「原典継承」他